厄年とは、災難や障りが身に降りかかりやすい年のことです。
厄年を迎えると、神さまの御加護をいただいて災厄が身に降りかからないよう、
神社にお参りして厄祓(やくばらい)をします。
2021年(令和3年) 厄年の男性:年齢&干支
前厄
24歳 1998年(平成10年)生まれ (とらどし)
41歳 1981年(昭和56年)生まれ (とりどし)
60歳 1962年(昭和37年)生まれ 丑年(とらどし)
本厄
25歳 1997年(平成9年)生まれ (うしどし)
42歳 1980年(昭和55年)生まれ (さるどし)
61歳 1961年(昭和36年)生まれ (うしどし)
後厄
26歳 1996年(平成8年)生まれ (ねずみどし)
43歳 1979年(昭和54年)生まれ (ひつじどし)
62歳 1960年(昭和35年)生まれ (ねずみどし)
※男性における本厄(25歳、42歳、61歳)のうち、1980年(昭和55年)生まれの42歳は大役となります。
2021年(令和3年) 厄年の女性:年齢&干支
前厄
18歳 2004年(平成16年)生まれ (さるどし)
32歳 1990年(平成2年・昭和65年)生まれ (うまどし)
36歳 1986年(昭和61年)生まれ (とらどし)
60歳 1962年(昭和37年)生まれ (とらどし)
本厄
19歳 2003年(平成15年)生まれ (ひつじどし)
33歳 1989年(昭和64年・平成元年)生まれ (へびどし)
37歳 1985年(昭和60年)生まれ (うしどし)
61歳 1961年(昭和36年)生まれ (うしどし)
後厄
20歳 2002年(平成14年)生まれ (うまどし)
34歳 1988年(昭和63年)生まれ (たつどし)
38歳 1984年(昭和59年)生まれ (ねずみどし)
62歳 1960年(昭和35年)生まれ (ねずみどし)
※女性における本厄(19歳、33歳、37歳、61歳)のうち、1989年(平成元年)生まれの33歳は大役となります。
<厄祓(やくばらい)の時期>
今は誕生日が来ると年をとりますが、昔は、正月に年神さまをお迎えして神さまの御霊(みたま)をいただくのは一年の始まりで、その時に年をとると考えられていました。ですから、昔はお正月に厄祓いをしていたので旧暦の正月までに行うのが一般的ですが、今日では誕生日の近くにされる方も多いようです。
厄年の頃は、ちょうど身体の変調期や社会環境の変わり目にも当たり、体調を崩しやすいものです。普段よりも健康に気を使い、かといって、あまり神経質にならずに、気持を落ち着かせて過ごすことが大切でしょう。中でも、男性の四十二才は「死に」、女性の三十三才は「散々」に通ずるという語呂あわせから、大厄(たいやく)と言われています。
また、古くから四十二才、六十一才という年齢は、社会における重要な年回りとされ、神事においても重要な立場に当りました。そのため、厄年の「やく」とは、神祭りを行う神役の「役」のことであるともいわれます。その役を行うにあたって神さまに失礼のないように、飲食や行為を慎み心身を清浄にするために御祈祷(ごきとう)を受けたのがはじまりであるとも考えられています。
正月が過ぎてからもう一度、門松を立て、餅をついて新年を迎える祝いをし、正月を二度行うことによって、年齢を進めて厄年を通過したとするところもありますし、人を招いてご馳走をし、同じものを食べることによって、厄を分散するところもあります。
厄年一覧表
(令和二年)
●歳祝
両親や祖父母をはじめ、一家のものが長寿であることほどおめでたいことはありません。還暦の祝いをはじめ、ある一定の年齢に達すると、一家そろって長寿の祝いをします。
○還暦(六十一才)
十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)の組み合わせは六十通りあり、自分の生まれた年と同じ干支がまわってくるのはちょうど六十一年後になります。干支が一巡して元に戻るというので、生まれ直すという意味から、赤い頭巾やチャンチャンコが贈られます。本卦(ほんけ)がえりという場合もあります。
○古希(七十才)
中国の詩人杜甫(とほ)の詩「人生七十古来稀(まれ)なり」という言葉からつけられました。
○喜寿(七十七才)
喜の略字が七・十・七と分解されることからつけられました。
○傘寿(八十才)
傘の略字が八・十に分解できることからつけられました。
○半寿(八十一才)
半という字が八・十・一に分解できることからつけられました。また将棋盤の目が八十一あることから半寿は盤寿ともいわれます。
○米寿(八十八才)
米という字が八・十・八に分解できることからつけられました。
○卒寿(九十才)
卒の俗字「卆」が九・十に分解できることからつけられました。
○白寿(九十九才)
百の字から一をとると白という字になることからつけられました。
○上寿(百才)
六十才の下寿、八十才の中寿に対するもの。